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独学で医療事務の資格は取得できるか

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医療事務の試験て、数カ月とかで取れるっていうから独学でも取れるんじゃないの?

そう考える人も多いですよね。

実際、医療事務の資格は独学で取得できるのでしょうか?

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独学で取得可能な医療事務資格一覧

医療事務の資格の中には、主催団体が開講する講座の受講者でなければならなかったり、経験者でなければだめだったりという資格もあるのですが、
「受験資格不問」という資格も多くあります。

ここでは独学でも取得が可能な、受験資格不問の医療事務関連資格を紹介します。


【医療事務の資格】

試験・資格名 試験・受験月 合格率
診療報酬請求事務能力認定試験 毎年7月・12月の年2回。 【医科】約29%
【歯科】約39%
医療事務実務士(R)
(医療情報実務能力検定試験)
★1級
3月、7月、12月の年3回
★2級
3月、7月、9月、12月の年4回
【1級】約54%
【2級】約61%
医療保険請求事務者 毎月3回 約73%
医療事務管理士(R)技能認定試験 年6回
(奇数月の第4土曜日)
【医科】約57%
【歯科】約69%
保険請求事務技能検定試験 年6回
(4月・6月・7月・9月・12月・3月)
(通信受講者は毎月)
約75%
医療事務実務能力認定試験 6月、11月、3月
年3回
約51%

【医療秘書の資格】

試験・資格名 試験・受験月 合格率
医療秘書技能検定試験 6月、11月の年2回 【1級】約14%
【準1級】約26%
【2級】約54%
【3級】約71%
医療秘書管理実務士(TM)
(医療秘書情報実務能力検定試験)
★1級
3月、7月、12月の年3回
★2級
3月、7月、9月、12月の年4回
【1級】約58%
【2級】約62%
医療秘書実務能力認定試験 6月、11月、3月
年3回
約75%

【医師事務作業補助者の資格】

試験・資格名 試験・受験月 合格率
ドクターズオフィスワークアシスト検定試験 5月、9月、1月の
第4土曜日
調査中
医師事務作業補助者実務能力認定試験 2011年3月27日~
スタート
約60~80%
易しい

【調剤事務の資格】

試験・資格名 試験・受験月 合格率
調剤事務管理士技能認定試験 年6回
(奇数月の第4土曜日)
約58%
調剤報酬請求事務専門士検定試験 7月、12月
年2回
【1級】約18%
【2級】約48%
調剤情報実務能力認定試験
(調剤事務実務士(R))
3月、7月、9月、12月 約61%
調剤薬局事務者認定試験 毎月3回
(第2水曜日、第4水曜日、
第3土曜日)
約60%前後
やや難
調剤報酬請求事務技能検定試験 年5回 約70%

【医事コンピュータの資格】

試験・資格名 試験・受験月 合格率
医事コンピュータ技能検定試験 6月、11月 年2回 【準1級】約19%
【2級】約55%
【3級】約74%
医療情報システムオペレーター 毎月3回
(第2水曜日、第4水曜日、
第3土曜日)
約60~70%
医療事務OA実務能力認定試験 6月、8月、11月、3月
年4回
約60~80%
電子カルテオペレーション実務能力認定試験 6月、8月、11月、3月
年4回
約60~80%

【介護事務の資格】

試験・資格名 試験・受験月 合格率
介護事務管理士技能認定試験 年6回
(奇数月の第4土曜日)
約55%
福祉事務管理技能検定試験 6月、11月 年2回 【2級】約55%
【3級】約73%
介護事務実務士(R)
(介護情報実務能力認定試験)
3月、7月、9月、12月
年4回
約67%
介護保険請求事務者 毎月3回 非公開
介護報酬請求事務技能検定試験 年6回 約71%

独学で医療事務の資格取得を目指すには?

私は医療事務の専門学校に2年通って、医療事務の資格を取得してきた訳ですが、その経験からいって全く初めての人が独学で医療事務の資格を目指すのは厳しいのではないか、という見解があります。

ただ、100%無理かといえば、実際上記に挙げたように、受験資格不問の資格は多くあるし、テキスト選びと勉強方法をしっかり行い、過去問を解いて対策すれば合格する可能性もあると思います。

独学で医療事務の資格を目指すために最低限用意するものは、

  • (1)診療報酬の点数早見表
  • (2)レセプト作成についてのテキスト
  • (3)医療保険制度、医療法規についてのテキスト
  • (4)受ける資格試験の過去問題集
  • (5)電卓
  • (6)(薬価点数表)

この5つです。



(1)診療報酬の点数早見表
診療報酬の点数早見表は、必ず必要なものになります。
試験ではレセプト作成をすることになりますが、このレセプト作成には初診料が何点とか、注射は何点とか、診療内容に対する点数を調べます。
この医学通信社の点数早見表は、私も使っていましたし実際の現場でも使われているものです。



(2)レセプト作成についてのテキスト
←このような、レセプトを作成する技術について書かれたテキスト、作成問題集などが必要です。
レセプト作成の技術は、医療事務の資格試験で必ず問われるものになるので、学習が必須です。




(3)医療保険制度、医療法規についてのテキスト
医療事務の資格試験に出題される、医療事務に関する法規や公費負担医療について、社会福祉や社会保障、労働災害に関する法規などの医療法規に関するテキストと合わせて、日本の医療保険制度について学べるテキストが必要です。



(4)受ける資格試験の過去問題集
どんな試験においてもそうですが、過去問は必ずやっておかなくては受かりません。
少なくとも3~4回分は手に入れ、解いて傾向をつかんでおきます。
過去問と同じ問題、もしくは類似した問題が出ることもあります。



(5)電卓
電卓は押すボタンが大きいものを選びます。
レセプト作成の際に、点数計算をするのですがボタンが小さいと押し間違いが発生します。
電卓は勉強の時点で用意をして、実際の試験のときまでに慣れておき、勉強したときの電卓と本番のとき使う電卓は同じものを使いましょう。


(6)(薬価点数表)
これはできれば揃えておくと実務のとき役立ちます。
通常、薬価点数の記載は試験問題のどこかに書いてあるのが普通なので、これは無くてもOKだと思います。




←このような総合的に医療事務のことを解説しているテキストが一冊あると便利だと思います。





上記のテキストを最低限揃えたら、いよいよ試験へ向けて勉強をしていく訳ですが、勉強の順番としては
1番最初に受ける試験の出題範囲をチェックして書き出してみましょう。

書きだした出題範囲とテキストを見比べて、どの部分を勉強したら良いのか目次にマーカーを入れていきます。
勉強しなければならない総ページ数を数えたら、試験日までに1日何ページ勉強すれば終わるのかを考えます。試験の問題集も、試験1カ月前位からやり始めたいですから、その点も忘れずに計算します。

過去問題集で分からなかったり、勉強していないことが出題されていたら、もう一度テキストに戻り、勉強していなかった部分をしっかり学習していきます。
そうすると出題範囲+過去問出題範囲をWで学習することができるし、傾向もつかめてきます。

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