当ページにはプロモーションが含まれます
派遣という選択も有り 【医療事務の就職活動のコツ】
医療機関では様々な分野において、業務の外注化(アウトソーシング化)が進んでいて、医療事務の業務も外部へ委託して行う、という形をとる医療機関が数多くあります。
2003年度には医療機関の業務委託率は41.9%にまで達したといいます。
あそこの病院で働きたいのに、いくら待っても求人募集が出されない・・・
と思っていたら、そこの病院は、実は医療事務の業務委託を行っていた!なんていう事もあります。
これではいくら待ってもその病院から求人情報は出されず、そこで働くためには病院が業務委託を行っている、派遣会社や医療事務代行業者へ登録しなければなりません。
このページでは、
- 派遣で医療事務として働く
- 医療事務代行業者について
この2つの働き方について解説してます。
派遣で働くメリット、デメリット、
給料についての記事はこちら→医療事務の給料はいくらか~給与・待遇を正社員からパートまで調査
医療事務のアウトソーシング化が進むと?派遣と代行会社の違い
医療機関における医療事務業務の外注先として、「派遣会社」と「代行業者」があります。
この2つははっきりとした違いがあります。
派遣会社の社員は、派遣会社と契約を結び、派遣先の医療機関で仕事をします。仕事のやり方について、指揮や命令を下すのは、医療機関側です。
それに比べて、医療事務代行業者の社員ですが、雇用は派遣と同じく、会社との間で契約を結び依頼先の医療機関で働きますが、代行業者というのは業務そのものを請け負っているため、社員は自分の会社の責任者の下で働くことになります。
派遣の場合は、勤めている病院には自分以外同じ会社の人はいない、もしくはいても数人ですが、代行業者の場合は同じ会社の上司や部下、同僚と働くことになります。
派遣のしくみ
派遣の仕組みは、派遣会社、派遣先である医療機関、派遣社員で成り立っています。
派遣社員として働く場合は、派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の病院で働く事になりますが、給料の支払いは雇い主である派遣会社より行われます。
一般的な派遣とは別に、紹介予定派遣というタイプもあります。
紹介予定派遣とは?
派遣会社に登録し、契約後、正規職員として雇用される事を前提に派遣先で勤務します。
この後双方の意思の確認をして、正社員として働くことができます。
この場合の派遣社員として勤務する期間は、働く側と医療機関側の、試用期間のようなものにあたります。
この試用期間は最長で6カ月ですが、平均して3カ月くらいのことがほとんどだそうです。
「派遣従業員として働きながらも、もし自分に合う職場があれば正規職員として働きたい」
という希望に沿えるように出来たのが紹介予定派遣、という制度です。
この制度を利用する企業は増えつつあります。
派遣社員になるときは、派遣会社の得意分野をしっかり見極め登録します。
会社によって医療事務に強い、主婦向けの短時間勤務が多い、など特徴があります。
登録する前に、希望する仕事を扱っているかどうかの確認をしましょう。
また、1社だけに登録するのではなく、数社に登録しておくことで希望の仕事先に決まる可能性がアップします。
契約する際には交通費の有無や契約期間、社保の有無や福利厚生についても確認します。
【▼医療事務の求人が確認できた、登録料が無料の派遣会社です】
※紹介予定派遣の求人も見つかりました
○マイナビキャリレーション
マイナビが提案する無期雇用派遣サービス。
○テンプスタッフ
いつでも約7,000~20,000件の求人数。個別にコーディネーターがつくので安心です(*^^*)
○派遣Style
◆高時給 ◆週3日3h~OK ◆未経験 ◆短期・長期 ◆主婦・ママ歓迎 ◆紹介予定派遣 ◆土日祝休など
○はたらこママ派遣
時給1,900円以上 短期単発 未経験OKなど。
派遣で医療事務として働くメリット、デメリット
こちらのページにも記載があります(→医療事務の給料はいくらか~給与・待遇を正社員からパートまで調査)が、派遣のメリットは次のような点です。
- 短時間勤務も可能
- 月に7~10日程度のレセプト期間のみ派遣が募集されることも
- 社会保険は通常派遣元で加入が可能
- 有給休暇も条件があえば保障される
- 条件に合った勤務先が選択できる
- 勤務時間・期間が選べる
- 残業がない。決まった時間にきっちり帰れる
逆にデメリットは以下のような点です。
- 交通費が出ないことが多い
- 契約が更新されなければ仕事は終了
残業が無く、決まった時間に帰れるというのは派遣社員のとっても良い点だと思います。
医療事務の仕事というのは、月末~翌月10日までのレセプト期間は多忙なことが多く、残業はほぼ必須かと思われます。私の勤めていた病院もそうでしたが、残業せず帰れる人は派遣の人だけでした。
その時どんなにうらやましかったか(笑)。
でも、派遣社員は契約が更新されなければそこでのお仕事は終了してしまう、という不安もありますね。
次の仕事はすぐ紹介してもらえることが多いとはいえ、安定を求める人は迷うところです。
医療事務代行業者について
医療事務の業務のアウトソーシングか増えるにつれ、注目されている職場が「医療事務代行業者」です。
上記でも少し書きましたが、医療事務代行業者というのは、医療機関の医療事務業務をまるごと請け負うところです。
医療事務代行業者は業務委託を受ける医療機関を多数かかえています。
なので、代行業者で働く社員には勤務先がたくさんあるということです。
契約先がたくさんあるので、自分の希望を伝えて、条件に合う勤務先を見つける事ができます。
また大学病院など大規模な医療機関は、代行業者に業務委託を行っていることが多く、ひとつの病院に100人以上の代行業者の社員が医療事務の仕事をしている、というパターンもあるそうです。
医療事務代行業者の社員は、大規模医療機関で働けるチャンスがあるということです。
(規模の大きくない民間の病院では、医療事務を外部委託するところはあまりありません)
また、この医療事務代行業者を利用する医療機関にもメリットがあります。
医療機関も近年、経営の合理化のために人件費削減を迫られています。でも実際少ない人員で病院の業務を行うのは無理があります。
代行業者へ業務委託をすると、自分のところで人を雇うよりも安価で済みます。そんな背景が代行業者の進出を後押ししていると思われ、今後もそれが期待されます。
医療事務の就職活動は、派遣という選択も有り
派遣というと、安定していない、仕事がなくなったらどうしよう・・というイメージが確かにあります。
私もそんなイメージを持っていました。
でも実際に調べてみると、まず派遣での医療事務求人が凄く多いことに気付きます。
ニチイやユーキャン、ヒューマンアカデミー、・・・・医療事務の資格を取る講座はたくさんありますが、就職サポートとして、資格取得後に派遣会社へ登録できるところがほとんどです。
実際に派遣社員として、医療機関で医療事務の業務を行っている人が何万人もいます。
今は派遣でも紹介予定派遣、という制度があり、派遣から正社員へなれるというチャンスもありますし、インターネットから気軽に無料で登録できる派遣情報サイトも数多くあります。
また、パートを探している場合も、短時間勤務に強い派遣会社もありますし、自分の希望に合わせた仕事を見つけられると言うのもメリットです。
自分で探すと、どうしてもここは我慢しなきゃ・・というところが出てくるものです。
短大や専門学校を出て新卒で就職する、という人以外は、派遣という選択も多いに有りだと私は思います。
医療事務講座は必ず比較してから決めるべき!です。
1度の入力で、複数の医療事務講座の資料請求ができます(無料です)
⇒無料一括資料請求はこちらからできます
☆無料で一括資料請求できる講座は、
・日本医療事務協会 ・ニチイ学館 ・ヒューマンアカデミー
どの講座が良いか迷っている方は、医療事務経験者の管理人が選んだ下記の優秀医療事務講座3つも参考にして下さい。
【取得資格+就職サポート+料金+教材を総合的に比較しました】
【第1位】 日本医療事務協会
合格率75%の資格を確実に目指し、かつ医療事務の最高峰試験である、診療報酬請求事務能力認定試験を最終的に目指せる。とても現実的だし、W取得はかなり安心感があります。
基本の医療事務講座にプラスして、医事コンピュータ、レセプトチェックなどオーダーメード感覚で学びたいものだけ受講が可能というのも評価点が高いです。
就職支援制度も手厚く、求人内容もパート・正社員・派遣と豊富。なかでも正社員の求人数の多さが最大の魅力です!堂々の総合第1位です。
【第2位】 ニチイ
40年以上の歴史を持つ医療事務講座。ニチイの修了生5万人以上が現在医療機関で働いていて、実績&信頼が厚いです。
年間6万人が受験する、日本最大規模の試験医療事務技能審査試験を目指します。
契約医療機関数は11,000件。医療機関との太いパイプが就職サポートを後押ししてくれます。通学、通信にWeb上で学べるWebカレッジも加わり、益々学習スタイルが選びやすくなりました。
認定試験には対応していないため、総合比較第2位です。
【第3位】 ヒューマンアカデミー
医療事務の最高峰&最難関試験である診療報酬請求事務能力認定試験に対応。
そのほか医療秘書資格、医事コンピュータ資格等最大5つの資格が目指せます。「医療保険士」資格は100%合格保証制度付き。就職サポートはヒューマンリソシアによる就職先の紹介となります。
5つの資格を取得できるのは魅力大!ですが、料金設定が高めなため総合第3位です。
当サイトの医療事務講座比較はこちら