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医療事務の仕事を体験してみよう!

「医療事務」っていったいどんな仕事をしているのでしょう?
医療事務に興味がある方向けに、医療事務の最も重要な仕事であり、医療事務の資格試験でも必ず出題されるレセプト作成の仕事を紹介しています。

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レセプト作成の仕事とは?

「レセプト」って聞いたことありますか?

もしかしたら、医療事務に興味がある方は聞いたことあるかもしれません。

医療機関では、一般的な言われ方で「保険証」というものを見せて受診します。
この「保険証」は、正式名称は「被保険者証」と言います。

日本では昭和36年より国民皆保険制度というものがつくられ、日本国民である人は全員何かしらの保険に入らなければならないことになっています。
その人の状況により色々な保険がありますが、主に

● 被用者保険 (職場) 俗に社会保険と呼びます。
● 国民健康保険 (地域)
● 後期高齢者医療制度 75歳以上~

などがあります。

これらを「保険者」といい、わたしたち医療を受ける側は「被保険者」というのです。

例えばある日、風邪をひいて病院に行ったとします。
病院では「被保険者証」を提示すると、保険診療が受けられます。

初診料が2,700円かかったとします。
このとき、保険だと3割払えば良いので、

2,700円×0.3=810円

810円を払えば良いことになります。(医療機関の会計窓口は、10円未満は四捨五入します)

ただ、これでは810円しか回収できていません。残りの7割はどうするのでしょう?
それは、「保険者」に請求します
保険者とは、さきほど書いたように、国や地方、保険団体(被保険者証に書いてある)です。

1カ月に1回、患者ひとりにつき1枚、診療報酬を保険者に請求します。
その請求書のことを「診療報酬明細書」つまりレセプト、といいます。
レセプトを正しく作成することが医療事務の重要な仕事、というわけです。


★これがレセプトの原本です。
レセプト(診療報酬明細書)原本

レセプトは、手書きorレセプト・コンピューター(医事コン)で、診療録(カルテ)/検査伝票/レントゲン伝票
等を読んで、患者さんがどのような治療をしたかを読み取り作成していきます。
なので医療事務員はカルテを読めなければいけません

カルテってどんなの?

カルテ見本その1
カルテ見本その2

これがカルテです。(わたしが医療事務の勉強をしていた当時使用したものです)

もうちょっとアップにして見ていきましょう。

カルテ見本その3

①保険者番号  この保険者番号で、患者さんが加入している保険の種類がわかります
②受診者     保険証を見て、医療事務スタッフが転記します
③傷病名     医師が書く部分です。

医療事務スタッフが書く部分(傷病名より上)をカルテ上書き部分といったりします。

上書きのすんだカルテは診察室にわたり、医師の診察後、カルテに病名が入り診療行為が記載されて戻ってきます。

このカルテは患者ひとりにつき1枚あるのが普通で、このカルテをもとに月に1回レセプトを作成し、診療報酬を保険者に請求するのです♪

カルテを読むためにはドイツ語が分からなくてはいけないの?

医療事務員は、カルテを読み取れないといけないと書きましたが、医療用語というとドイツ語で書かれているのでは?と不安に思ってしまいますよね。
私も医療事務の勉強を始めた当時、ドイツ語どころか英語すら分からないのに、カルテなんて読み取れるのかな?なんて思ったりしていました。

たしかに、カルテはドイツ語や英語、ラテン語で書かれることが多いのも事実です。
ですが、カルテに記載されるそのような言語は決まった用語・略称で記載される事が多いですし、略語は頻繁に出てきて資格取得の際に勉強します。なので結構すぐに覚えてしまいます。

なのでドイツ語が分からなくても、治療費の計算には問題ありません

例えばよく使われる略語は
・BT
・Rp

などです。 BTは体温のこと、Rpはレシピの意味で、薬を処方したときに書かれます。
このように簡単な略語が多いので、難しい事はありません。

レセプトが完成!

★これが完成したレセプトです★

完成したレセプト

合計点数は1,591点となりました。

※診療ごとの点数は、「診療点数早見表」というのに全て記載されています。

1点=10円なので、この患者さんにかかった医療費は15,910円です

この15,910円のうち、3割は患者さんに窓口で支払ってもらっているので
残りの7割

15,910円 × 0.7 = 11,137円 を、保険者へ請求します。

レセプトの作成は、今はもうコンピュータ化されているところがほとんどです。

※平成23年4月~
保険医療機関・保険調剤薬局は一部の例外を残して診療報酬/調剤報酬(レセプト)のオンライン化が原則義務化されるとのこと。

計算や点数も、全て自動入力なのですが、間違いを防ぐため又、チェックのためにはこうしたレセプト作成の知識は必須!なので医療事務の資格試験はこのようなレセプト作成の内容、医療保険制度について、医療用語についてなどが出題されます。
資格試験の勉強はこれに合わせて行っていくので、実務に相当役立つ内容となっている訳です。

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