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わたしが医療事務になるまで~就職活動体験談 【医療事務の就職活動のコツ】

資格取得後、どのようにして医療機関へ就職できるのか気になるところですね。具体的なイメージが欲しいな~と私も当時思っていました。
そういった方のために、このページでは管理人の就職活動の記録を公開することにしました。

私が医療事務として、大学病院へ就職するまでの体験談です。

○目次

  • (体験談その1) 資格取得後の求人情報さがし
  • (体験談その2) 応募!履歴書の作成
  • (体験談その3) 書類審査通過~筆記試験
  • (体験談その4) いよいよ面接・・緊張!!!
  • (体験談その5) 病院から自宅に封筒が!
  • (体験談その6) 初出勤日!所属部署決定
  • (体験談その7) さいごに
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(体験談その1) 資格取得後の求人情報さがし

私が就職活動を始めたのは、平成16年の4月のことです。

私は2年制の医療秘書系専門学校に通っていて、2年生になったところでした。

2年生になったらすぐに、就職活動を始める

というのは、入学当時から講師の先生から言われていたことです。
新卒での求人情報は、4月の時点ではまだあまり数は来ていなかったのですが、それでも数十件はすでに学校に求人情報が来ていました。

私は特にここの病院に絶対に入りたい!というところがあったわけでは無かったので、とりあえず「大学病院か、総合病院のような大きなところがいいな」と漠然と考えていました。
理由は大きな病院の方が働きがいがあるし、色々なことを学べる機会もたくさんあると思ったからです。それに大学病院で働いている、ってなんだかカッコイイな~という気持ちもありました(というかこれが大半かも)。

4月、5月に来ている求人は、応募の締め切りも早く、6月中にはすでに内定をもらっている人も数人いました。内定をもらう人が出てくると、焦るんですよね;
規模の小さい病院や歯科医院、福祉施設の事務、クリニックなどの求人もだいぶ増えてきた頃、7月だったと思います。大学病院からの求人がちらほら来始めました。

医事課や看護助手、病棟クラークの求人内容が多かったです。
私はとりあえず、どこか落ちてもいいからひとつ受けてみよう。そしたら面接の練習にもなるし、これから役立つし。と考え、ある大学病院の医事課への求人に応募することにしました。

その病院は家から電車で1時間半もかかります。そして、その大学病院の特徴として「実習に来た生徒を採用する」傾向が非常に強いというデータがありました。

医療事務の学校では大抵1年生のときに病院実習がありますが、その実習のときに来た生徒を採用する方針が強く、その病院へ入りたい人は、実習先として前もって1年生のときに実習に行っておく必要があるのです。

私はその病院とは別の大学病院に実習に行ったし、家もだいぶ遠いし、通うのが大変だし。ほとんど受かる確率は無いな、と応募の前から思っていました。
でも、だからこそ筆記試験や面接の練習には最適だと思いました。

こうして私はある大学病院を選択し、応募に至りました。
このときお給料については、絶対受からないという気持ちがあったので全然気にしませんでした。

(体験談その2) 応募!履歴書の作成

応募することに決めると、次は履歴書を書かなくてはなりません。
(私が実際に応募に使用した履歴書は就職攻略法~こうすれば採用されるに掲載しています)

履歴書については、学校での指導が凄く役立ちました。
医療事務の通学スクールや、通信講座でもこうした履歴書指導を行ってくれるところがありますが、これって実際凄く役立ちます。

私はアルバイト用の履歴書を書いたことはたくさんあったんですが、就職のための履歴書はバイト用のものと全く違うので、この履歴書作成指導にはたいへんお世話になったのを覚えています。

まずは鉛筆で下書きをしていくのですが、その際に定規で鉛筆の薄い線をひくんです。
そうすると字が真っ直ぐ書けるので、見た目が凄くしっかりした印象を与えます。友達の中には、鉛筆でマス目を書いている子もいました。

字が汚くても、真っ直ぐ書く、ゆっくり書く、これを気を付けると印象がだいぶ違うのです。
それから数字は斜めに書く、というのも綺麗に見せるコツなんだと教わりました。

あとは履歴書に印鑑を押すところがあると思いますが、必ず一番最初に押すことと教わりました~。完成してから一番最後に押して失敗すると、ものすごい落ちます。。
印鑑は真っ直ぐに押すのですが、これまた大変でした・・・。どうしてもちょっと曲がってしまうんです。練習をたくさんしました。印鑑が真っ直ぐ綺麗に押せるとそれだけで印象が違うそうです。
文章を考え、下書きをして、清書をして。
履歴書1枚作成するのにかかった時間は、1週間です(笑)

(体験談その3) 書類審査通過~筆記試験

作成した履歴書を、ついに病院へ郵送しました。
書類審査を通過すれば次の審査へうつれます。私はどうしても早いこの7月という時期に、筆記試験や面接の練習をしたかったので、書類審査は絶対に通って欲しかったのですが、幸運にも通過する事が出来ました。

この書類審査に応募した同じ学校の人は15名いたのですが、そのうち13名が書類審査に通過しました。2名はどうしてどこがひっかかって落ちてしまったのかは、残念ながら教えてはもらえませんでした。

次の採用試験は筆記試験です。
筆記試験は面接と同じ日に行われたのですが、午前中に筆記試験をやり、午後に面接をするという内容でした。

朝9時半集合で筆記試験は始まりました。当日の服装はもちろんスーツで、髪の毛はひとつで束ね、どこからどう見ても就活中です!な外見です。

会場に集まった人たちを見てびっくりです。その数の多いこと!!
女性が9割、男性1割といった比率で、たぶん100人以上来てたと思います。採用は6~7人と聞いていたので、これは凄い倍率だな~と人ごとのように思っていました。
実習に行ったひとが採用されるんだろうな、と思っていたので結構気楽に考えていたのかもしれません。

筆記試験の内容は、
・簡単な計算問題
・レセプト作成についてなど医療事務についての知識
・医療用語や医療略語(BP=血圧、WHO=世界保健機構とか)について
・医療用語の漢字の読み書き
といった感じでした。

これは医療事務の資格を取得した際に学んだ内容で対応できました。全てが分かったわけでは無かったのですが、たぶん7割~8割がた出来たと思います。面接の時に言われたのですが、私のこの筆記試験の結果は「特別物凄い良いわけではないけど、凄い悪く訳でもない」と言われました(笑)

(体験談その4) いよいよ面接・・緊張!!!

筆記試験が終わると、お昼休憩に入りました。

お昼はなんと病院が出してくれ、お弁当とお茶でしたが、このあとの面接のことを考えるのに精いっぱいで、どんなお弁当だったか全く覚えていません(笑)

同じ学校から来ていた子で、同じクラスの子が居たので、その子とさっきの筆記試験のことなんかを話しながら食べました。

お昼も終わり、ついに面接のときです。

筆記試験の緊張なんて比じゃありません。面接ってどうしてこんなに緊張するんでしょうか。小学校のときのピアノの発表会よりも、学芸会のときよりも、その何倍も緊張しました。
足がガクガク震えて、しゃべっている声が震えました。でも、悟られないように普通にするのが大変でした(汗)

私が聞かれた面接時の質問です。

  • あなたが当院に応募された理由を教えてください
  • 家が遠いですが、大丈夫ですか?病院は朝が早いですよ?
  • 数多くある職業から、医療事務という職業をなぜ選んだのですか?
  • あなたの長所を教えてください
  • 筆記試験はどうでしたか?
  • 最近の医療に関するニュースや事件で気になったものはありますか?
  • 趣味はサッカーなんですか?今もやるのですか?(履歴書を見て)
  • 採用されたら当院でどのようなことがしたいですか?
  • 何か質問はありますか?

時間はたぶん15分くらいだったと思います。

学校の就職相談室の先生からは、面接の時間は長いほど良いと言われていましたが、15分が長いのか短いのかよく分かりませんでした。たぶん普通ですね(笑)
面接の最後では、「何か質問はありますか」と聞かれることが多いのですが、これには「特にありません」と答えてはいけませんと教わっていました。

何かしら質問を見つけて、質問をしなさいと言われていたので私は「今働いている医療事務員の方はどのような方が多いですか?」「実習生を多く採用されていますが、実習生以外も採用する可能性はあるのですか?」と聞いたと思います。

とにかく面接でアピールしたのは、
医療事務の資格を取るためにしてきた勉強の量は誰にも負けない!」ということを伝えました。
実際私は1年生のときに難関である診療報酬請求事務能力認定試験に合格していたし、勉強も凄く頑張ってしていたので、医療事務についての知識の豊富さには自信があったのでそれを推しました。

この時の面接官は3人でした。
面接を終えて、まだ膝がガクガク震えていました。でも終わったことが凄く嬉しくて、こんなに緊張するものなんだ!面接って本当胃に悪いな、もう受けたくないな・・・受かったら良いけど無理だろうな~。。なんて考えながら電車に乗って家に帰りました。

(体験談その5) 病院から自宅に封筒が!

筆記試験&面接の日から約3週間が過ぎ、8月になりました。

学校は夏休みに入り、私も夏休みということであまり就職活動はせずに遊んだりしていましたが、結果は気になっていました。

私が行っていた学校から、私が受けた大学病院に実習に行っていた子は2人いて、その子たちが採用されるんだろうな~と思ってはいましたが、不採用の通知はどんな感じでくるのかな?と思っていました。

よくハガキで来たら不採用で、分厚い封筒が来たら採用でとか聞きますよね。
実習に行っていないと採用されないと思っていたので、ハガキが来るんだろうな、と想像していました。

そんな中、2階の自分の部屋でごろごろしていたら下の部屋から母が私を呼びました。

病院から封筒が来てるよ~!

ついに結果が来たか!!
下の部屋に急いで降りて行きました。病院から来たのは、大きな封筒でした。

ん?ハガキじゃない!!これは・・・これはもしかして?!

すっごくドキドキしました。
母に封筒だよ!これって受かったのかな?どうしよう!なんて開けもしないうちから言っていたのを覚えています。
とにかく興奮してました(笑)

封筒を開けると、

厳重なる審査の結果、採用させていただきます


の文字が!!

目を疑いました。座り込んで、涙が出ました(笑)

実習生しか採用しない、という話があったところから、認められて採用された、ということが本当に心の底から嬉しくて、泣きました(涙)

学校にすぐに電話して、採用通知が来たんですが・・・と話しました。

就職相談室の先生「え・・?間違いじゃなくて?名前ちゃんと書いてある?」

は?

何それ。

「間違い?これ間違いなんですか?」


・・わたしはもはやその時冗談が通じなかったのです(笑)

学校にもすでに連絡が来ていて、私と、実習に行っていた2人のうち、私が一緒に試験の日にお昼を食べた子が採用された、とのことでした。

封筒に入っていた書類の必要事項を埋めて、身元保証人として父に名前を書いてもらい、印を押してもらいすぐに返送しました。

私の行っていた学校では、「採用が決まったら辞退してはいけない」ということになっていました。
私は通勤時間が一番気がかりで、1時間半も電車でかかるので不安はあったのですが、それは辞退の理由にはなりませんでした。というか、せっかくこんなに早い時期に内定を頂いたのだから断る必要はないですよね。

こういった感じで、私はラッキーなことに、一番最初に練習のつもりで受けた大学病院で内定を頂く事ができたのです。

それからはもうあとは楽しい学生生活です。
内定は決まっているので気が楽だし、色々と今まで我慢していた遊びや趣味に没頭しました。
就職してからは遊ぶ時間も無いし、今のうちに、今だけ・・と親にも話して許しを得ました(笑)
今思えば、この時が人生で一番楽しかったかもしれないですね^^;

(体験談その6) 初出勤日!所属部署決定

時は過ぎ、12月になりました。

私が採用された大学病院では、早期勤務といって、4月から正社員として即戦力になるよう、学校に籍をおきながら12月1日から「実習生」という形で病院へ勤務するというかたちを取っていました。
もちろんお給料もアルバイトという形態でもらえました。

クラスに何人かはこういった子がいて、早期勤務で学校にはもう来ていなくて、病院で働いている子がいました。
10月、11月、12月と早期勤務の開始時期はさまざまでしたが、クラスの人数が徐々に少なくなってきます。

学校のほうもそれを了承していて、学校の授業は受けなくても「病院へ実習に行っている」課外授業ということできちんと卒業させてくれるとのことでした。

私もこの早期勤務が12月より始まった訳ですが、当日はスーツでの出勤。6時半に家を出ました。
これがこれから毎日なんだ・・とちょっと滅入りながら病院へ初出勤です。

私の同期は、私を入れて6人いました。
みんな実習に来ていたそうだったので、実習に来ず採用された私は奇跡に思えました。

それぞれ所属部署が告げられ、私は医事課への配属になるということでした。
具体的な仕事内容は、初診・再診の受付、総合案内受付、予約電話応対、レセプトの作成、お会計などです。私が一番やりたかった仕事内容だったのでとても嬉しかったです。
希望していたようで、同期の子の中には病棟クラークの仕事に就いた人もいました。

(体験談その7) さいごに

物凄く長文になってしまいましたが、私の就職活動体験談はどうだったでしょうか?

後々、私の面接を担当した医事課長から私を採用した理由を聞く機会がありました。

本来は実習に来た人を採用するのが普通ということだったのに、何故実習にも行っていない、家も遠い私を採用したのでしょうか。
理由を色々と教えて頂いたのですが、資格についての部分が大きかったとも話していました。


私が医療事務関連で持っている資格は
診療報酬請求事務能力認定
医療秘書技能検定準1級」
医事コンピュータ技能検定2級」
です。

私が行っていた学校から実習に行った子は2人いて、そのうちの1人は採用されたのですが1人は不採用でした。この不採用だった子の代わりに私が採用になったというのは想像できますが、
この落ちてしまった子が持っていた資格が

医療秘書技能検定3級」
医事コンピュータ技能検定3級」
だけで、級数も3級だったのです。

やはり資格は大事なんだ、取得しておいて良かった・・・と本当に思いました。

医療事務の資格がなくても働ける事は働けます。ただ、医療事務と言う職業はとても人気があり、求人情報への応募も殺到することが予想されます。

その時に、無資格の人と有資格者、どちらが有利かといえば当然資格がある方が良いに決まっています。
級数も難しい程価値があるに決まっています。

また、面接で熱い熱意が伝わった、ということもおっしゃって頂いたので、面接で「いかに自分が医療事務として働きたいのか」、「私を採用する事によって採用側にどんなメリットがあるのか」ということを伝えられることが大切だと思います。

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