医事コンピュータの資格の種類
医事コンピュータ(レセプトコンピュータ)の資格は8種類です。
※医事コンピュータとは?
病院や診療所では、昔はそれこそ手書きで全て診療報酬の請求を行ってきましたが、近年は全てコンピュータです。コンピュータに入力し、出力→提出(請求)という流れになっています。
※平成23年4月~
保険医療機関・保険調剤薬局は一部の例外を残して診療報酬/調剤報酬(レセプト)のオンライン化が原則義務化されるとのこと。
今や医療事務にはPCスキルは必須の時代。
レセプト作成に使うコンピュータソフトを「医事コンピュータ」「レセプトコンピュータ」などと言い、診療報酬の請求に使います。
医事コンピュータ資格試験に使用するソフトは、実際に就職先の病院で使われているとは限らないのですが、仕様や使用感はどのソフトでもまあ大体同じなので、この資格の勉強は即戦力となると思っています。
そんな医事コンピュータ資格を、重要度、評価の高さから比較してみました。
※注意 医事コンピュータの資格は、他医療事務資格とセットで取得するものであり、これだけ取得するのはお勧めしません。
どの医事コンピュータ資格が就職に有利になるか ※あくまで個人の意見として
医事コンピュータの資格で、個人的に就職に有利だと思われる順に上から並べてみます。
試験名 | 評価 | 合格率 | 対応講座 |
---|---|---|---|
医事コンピュータ技能検定試験 | ★★★★★ | 【準1級】約19% 【2級】約55% 【3級】約74% |
専門学校等 |
医事オペレータ技能認定試験 (メディカルオペレータ(R)) |
★★★★★ | 約91% | ニチイ |
上記2資格は医事コン資格の中でも歴史があり、医事コンピュータ技能検定試験は1996年~、医事オペレータ技能認定試験(メディカルオペレータ(R))は1991年~実施されているそうです。
専門学生が多く取得するのが前者の医事コンピュータ技能検定試験で、私もこの2級を取得しています。
後者のメディカルオペレータ(R)は、合格率はかなり高く易しい試験ですが、日本最大級の試験であり、認知度が高いと思われるため★×5つです。
試験名 | 評価 | 合格率 | 対応講座 |
---|---|---|---|
医事コンピュータ能力技能検定試験 | ★★★★☆ | 非公開 | 日本医療事務協会 |
医療事務OA実務能力認定試験 | ★★★★☆ | 約60~80% | ヒューマンアカデミー |
電子カルテオペレーション実務能力認定試験 | ★★★★☆ | 約60~80% | ヒューマンアカデミー |
次にこの3試験ですが、日本医療事務協会での指定講座受講者向けの試験である医事コンピュータ能力技能検定試験、教育用医療事務ソフトで有名な「医事Navi」を使用する医療事務OA実務能力認定試験、
教育用電子カルテソフト「C&C電子カルテシステム」を使用する電子カルテオペレーション実務能力認定試験です。
3試験とも試験の出題内容を見てみると、医事コン知識、概要~医療事務知識、医療法規など必要なことはカバーされているので、どの資格も変わらず役立ってくれることと思います。
試験名 | 評価 | 合格率 | 対応講座 |
---|---|---|---|
医療情報システムオペレーター | ★★★☆☆ | 約60~70% | 神戸医療事務センター |
医事コンオペレーター(TM) | ★★★☆☆ | - | TERADA医療福祉カレッジ |
電子カルテオペレーター(TM) | ★★★☆☆ | - | TERADA医療福祉カレッジ |
最後に上記3資格です。医療情報システムオペレーターは近畿地方を中心に行われている試験なので、認知度の点から★×3つです。
医事コンオペレーター(TM)、電子カルテオペレーター(TM)は共に試験に合格して得られるものではなく、講座修了とともに称号が付与される、とのことです。
他の医療事務 関連資格も重要度、評価順に紹介しています
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