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投薬料の算定
レセプト作成の際、ほとんどの場合に出てくるのがこの投薬料の算定です。
投薬の基礎知識
投薬は、下記3種類に分けられます。
- 内用薬(内服薬・頓服薬)
- 外用薬
- 注射薬
●内用薬・・・身体の内側から作用
・内服薬→決まった時間に飲むもの。朝・昼・夜1日3回など
・頓服薬→臨時に飲むもの(症状が出た時飲む)発熱時、痛みが出た時など
●外用薬・・・身体の外側から作用
●注射薬・・・注射に使用する薬
処方 | Rp(レシピ) |
カプセル | C |
錠(タブレット) | T |
○日分 | ○TD 又は ○T |
前回分と同じ | do |
薬剤料算定の知識
薬の値段を点数に直して、計算式に表します
- 内用薬・・・1剤1日分の点数 × 何日分
- 外用薬・・・1回分の点数 × 何回分
- 注射薬・・・薬の総量の点数 × 1
※1剤とは→服用時刻、及び服用回数が同じであるもの
※トローチ→口から飲むが、飲み込まないので外用薬です。
●薬剤の値段(円)を点数にするには
☆1点=10円です。
☆(1単位の)薬剤価格15円以下は1点とします。
15円を少しでも超えたら2点。
まず、薬剤価格を10で割って、小数点以下が0.5以下は切り捨て。0.5を超えていたら切り上げ。
薬剤料の計算=五捨五超入です。
薬剤の料金 | 10で割る | 五捨五超入 |
118.50円 | 11.85 | 12点 |
84.20円 | 8.42 | 8点 |
776.30円 | 77.63 | 78点 |
95.00円 | 9.5 | 9点 |
1435.10円 | 143.51 | 144点 |
13.85円 | 15円以下は1点 | 1点 |
カルテの記載のされ方
- 内服薬・・・○日分(TD)と処方される
- 頓服薬・・・○回分(P)と処方される
- 外用薬・・・それ以外
調剤料と処方料
投薬料は、上記薬剤料のほか調剤料&処方料も算定出来ます。
内服薬・・・1回9点
外用薬・・・1回6点
入院中の患者さんに投薬したとき・・・7点
●処方料
7種類以上の内服薬の投薬
(臨時の投薬であって、投薬期間が2週間以内のものを除く。) 29点
それ以外の場合 42点
※その他、
麻薬、向精神薬、覚せい剤原料又は毒薬 1点加算
3歳未満の乳幼児 3点加算
抗悪性腫瘍剤処方管理加算 70点加算
などの加算があります。
投薬料の基本
医療事務の資格試験には大抵出題されています。シッカリ覚えましょう!
基本は、手技料+薬剤料です。
手技料 | 調剤料 | 【加算】 麻毒加算 「特処」※ 3歳未満 |
処方料 | ||
調剤技術基本料(薬剤師がいること) | ||
薬剤料 | 内服 | 1剤1日分×○日分 |
頓服 | 1回分×○回分 | |
外用 | 総量×1 |
※特処・・・非常によく出ます。
特定疾患処方管理加算の略です。カルテに書いてあったら忘れず算定します。1処方につき15点、月2回を限度として算定しますが、処方期間が28日以上(特定疾患の薬剤)の場合は、長期投与加算として1処方につき45点を月1回限度として算定が出来ます。
実際の算定例
実際どのように算定されるのか例を見てみましょう。
Rp ) アイデイト錠 1T 分1 7TD
☆アイデイト錠1T=14.40円
初めに「7TD」の部分に注目しましょう。
「7TD」とは「7日分」という意味です。TDと記載されるものは内服薬です。
1T→1回に飲む量です
分1→飲み方です
アイデイト錠は1錠14.40円なので、15円以下は1点となります。
よって、計算式は
1(点) × 7(日分)
となります。
Rp ) アイタント錠 100mg 2T 分2 4TD
☆アイタント錠1T=222.90円
TDと記載があるので、内服薬です。
アイデイト錠は1錠222.90円です。
「2T」とあるので、1回2錠飲みます。
なので、×2します。
222.90×2 = 445.8円 →(点数に直す) 44.58点 → 45点
よって、計算式は
45(点) × 4(日分)
となります。
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